| 2015年04月14日 |
| 慶応大、筋ジストロフィーに治療候補薬発見 |
| 【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:なし |
慶応義塾大学医学部の湯浅慎介選任講師らは14日、国立精神・神経医療研究センター(武田伸一研究部長)との共同研究によりデュシェンヌ型筋ジストロフィーに対して効果が期待できる治療候補薬を発見したと発表した。 筋ジストロフィーは筋肉が徐々に萎縮し、筋力が低下していく遺伝性疾患。デュシェンヌ型筋ジストロフィーはもっとも発症率が高く、男児3500人に1人の割合で発症する。有効な治療方法がなく開発が強く期待されている。 慶応大の研究グループはまず、筋肉の筋衛星細胞が活性化すると顆粒球コロニー刺激因子(G-CSF)受容体が発現することを見出した。この因子を筋ジストロフィーモデルマウスに定期的に投与した結果、筋肉の長期にわたる再生促進が得られ、生存期間の延長につながることを発見した。 「G-CSF」は、薬剤としてすでに多く用いられており、副作用や安全性は十分に理解されている。 まだ治療方法が開発されていない重筋ジストロフィーへ定期的に同剤を注射することによって筋力回復と生存期間の延長が得られれば、革新的な治療法になる可能性がある。 同研究成果は4月13日(米国東部時間)に英国科学誌「Nature コミュニケーションズ」オンラインに掲載。 |