2000年10月19日
汎用樹脂の9月の出荷、PPとPSは順調、PEは前年割れ
ポリオレフィンの主力品種の内需はいずれも伸び悩み
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:なし

 汎用4樹脂(ポリオレフィン3樹脂とPS)の9月の出荷実績は、PSとPPが前年同月を上回った反面、LDPEとHDPEがともにマイナス成長となった。国内向け出荷は各樹脂とも前年同月を上回ったが、輸出はPSを除いて全て縮小した。PSは、国内向けも輸出もこれまでにない大幅な伸びを記録している。
 4樹脂の国内向けの伸び率を見ると、樹脂によってかなりのばらつきが生じており、LDPEとHDPEはともに微増にとどまっている。もっとも、この点について両樹脂メーカーの多くは、昨年9月の両樹脂の出荷量が値上げを控えての前倒し需要と“Y2K仮需”によって通常を大きく上回る規模であったこと考慮すると、この9月の伸び率は決して低くないと分析している。ちなみに、LDPEの国内向けはこれで20ヶ月連続の前年同月超えとなった。
 ただし、同樹脂を含むポリオレフィン3樹脂の場合は、主力品種が全て小幅の伸びにとどまっている。LDPEとHDPEのフィルム用はいずれも1%増にすぎず、PPの射出成形用も2%増と伸び悩んでいる。PPの射出成形用のうちの工業部品用はマイナス2%となっている。21ヶ月振りの前年割れである。
 こうした反面、前年同月を大きく上回ったものとしては、LDPEのパイプ用(10%増)、HDPEの同じくパイプ用(20%増)、PPの繊維用(22%増)、PSの雑貨・産業用(30%増)--などが挙げられる。

http://www.c-nt.co.jp/data/jpca/200009.html">2000年9月四大樹脂需要実績(表)