2015年04月20日
武田薬品、慶大・新潟大と共同研究契約締結
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:武田薬品工業

武田薬品工業は20日、慶應義塾大学医学部及び新潟大学との間で、武田薬品の湘南研究所(神奈川県藤沢市)で疾患関連RNA(リボ核酸)結合タンパク質の探索と機能解析に関する共同研究を実施する契約を締結したと発表した。

「湘南インキュベーションラボ」は、同社湘南研究所に外部の研究機関から研究者を招き共同で研究活動を行うプロジェクト。今回の疾患関連RNA結合タンパク質に関する共同研究期間は3年間であり、慶大医学部生理学教室の岡野栄之教授が全体の研究を指揮し、新潟大学からは矢野真人准教授が参加して進める。

共同研究では、系統的かつ網羅的にRNA結合タンパク質に特化した研究を行い、新規創薬ターゲット候補や画期的な創薬技術を継続的に創出することを目指す。中枢神経系疾患やがんなどが対象になる可能性があるという。