2015年05月13日
プラ循環協、RPF用廃プラの需給動向を調査
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:プラスチック循環利用協会

プラスチック循環利用協会は13日、RPF(マテリアル・リサイクルが困難な廃プラスチックと紙くずを主原料とする固形燃料)の需給動向を調査した「2014年度廃プラスチックの動向調査報告」を発表した。

マテリアル・リサイクルができない低品位の廃プラは、単純焼却か埋め立て処分されていたが、RPFが開発されてからは廃プラの有効利用手法の選択肢が拡大し、プラスチックの循環利用で重要な位置を占めるようになった。そこでプラ循環協は、今回初めてRPF用廃プラの需要動向を調査した。
その結果、2013年のRPF生産実績は110万トンで、RPF中の平均廃プラ配合率は64%と推計した。2013年にRPFとして有効利用された廃プラの量を約70万トンと推計した。

また、一般系廃棄物由来の廃プラはRPF原料用廃プラ量の19%を占め、その内訳は自治体独自ルートより4万トン、容リ残渣より9万トンと推計した。産業系廃棄物由来の廃プラは57万トンでRPF原料用廃プラ量の81%を占める。
また、RPF中の廃プラの平均発熱量は、1キログラム当たり26・0メガジュール(1キログラム当たり6210キロカロリー)であった。