| 2000年10月17日 |
| アジア地域のエチレンスポット相場が軟調 |
| 市場には先行きの需給に緩和観が広まる |
| 【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:なし |
エチレンセンターならびに大手商社筋によると、アジア地域全体でエチレンのスポット相場が軟化してきている。原料ナフサの高騰に誘発されて9月中旬にはトン当たりCFR680~690ドルまで上がったが、それをピークに同月末以降は弱含みが続いている。先週末の平均は同640ドルとなった模様。プロピレンも同510ドル前後でやはり軟化気配が濃厚となってきている。 原料ナフサのスポット相場は依然として高止まりの状態にあり、しかも、先行き大幅に下降する可能性は極めて薄いというのが関係者に共通した見方となっている。それにも係わらずオレフィンのスポット相場が軟化している点は、ポリオレフィンなど誘導品の輸出価格修正が急務のわが国の石油化学業界にとっても軽視できないところと言える。 大手商社の中には、最近のオレフィンの相場の下降の主因がアジア地域と中東において大型エチレン装置の完工が相次ぐ見通しとなってきた点を挙げる向きが多い。つまりは、これまで均衡が取れてきたアジア地域全体のオレフィンの需給が新プラントの建設で急速に緩和するとの観測が市場に広がってきているのが大きいというわけで、実際には新増設の完成がかなり遅れることがはっきりするまでは市場の余剰観は容易に消えないのではないかと見られている。 |