2015年06月04日
陸自と高知県、緊急時の石油輸送 合同訓練
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:経済産業省、資源エネルギー庁

経産省・資源エネルギー庁は6月7日、陸上自衛隊及び高知県と連携して、大規模災害時の石油製品の輸送協力に向けた合同訓練を実施する。平成27年度高知県総合防災訓練の一環。今治市(愛媛県)に製油所(四国事業所、12万バレル/日)を持つ太陽石油が協力する。

訓練は、四国沖の南海トラフを震源とする大規模な地震・津波の発生を想定し、以下の手順で行う。
(1)発生直後の燃料の急激な需要増大に伴う自衛隊への石油輸送を想定し、太陽石油四国事業所で、自衛隊のタンク車に直接給油する訓練。
(2)高知県からの要請で、総合防災拠点(四万十緑林公園)への緊急輸送訓練。自衛隊でなけれが輸送不可能な限定的な局面を想定して行う。
(3)高知県(消防隊)は、防災拠点近くの空き地に仮設ミニSSを設置し、自衛隊から届いた石油製品を他の車両等の給油する訓練。全国初の試みとなる。