2015年06月04日
武田薬品、米国ワクチン事業運営を統合・強化
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:武田薬品工業

武田薬品工業は3日、同社のVaccine Business Unit(VBU)について、ワクチン事業のさらなる成長及びノロウイルスワクチン、デング熱ワクチン、季節性インフルエンザワクチンなどの重要なワクチンの開発加速に向け、グローバル及びリージョナル拠点を設置し、米国におけるワクチン事業運営を統合すると発表した。

今後、米国マサチューセッツ州ボストン/ケンブリッジ地域と、スイス・チューリッヒが、国外における武田薬品のBVUのグローバル拠点になる。また、シンガポールとブラジルは、引き続き同ユニットのリージョナル拠点として、さらに山口県光市、米国ノースカロライナ州ダーラム、ドイツ・ジンゲンは、同ユニットの製造拠点として機能することになる。

2012年にLigoCyte社買収により獲得した米国モンタナ州ボーズマン、2013年にInviragen社買収により獲得した米国ウィスコンシン州、米国コロライド州フォートコリンズの3つの拠点は閉鎖する。

また、現在、米国イリノイ州ディアフィールドにあるVBU本部機能をボストン/ケンブリッジ地域に移転する。移転は今後2年程度かけて実施し、2017年半ばに完了の予定。