| 2015年06月10日 |
| 住友化学、LiB用セパレータ倍増、韓国に新工場 |
| 【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:住友化学 |
住友化学は10日、リチウムイオン二次電池(LiB)用セパレータ「ペルヴィオ」(商品名)の需要増に対処するため、生産能力を2倍に引き上げると発表した。 既存の大江工場(愛媛県新居浜市)の生産能力を来年春までに1.3倍に増強する。また2017年の量産化開始をめどに韓国内に工場を新設する。 LiBは電気自動車やスマートフォンの普及に伴い一層の高性能化、軽量化、高容量化が求められている。 「ペルヴィオ」はポリオレフィン基材にアラミド樹脂で耐熱層を形成し電池の安全性を向上させた。現在パナソニックの円筒形リチウムイオン二次電池などに採用され、主に車載用途で使用されている。 同社はこれまで「ペルヴィオ」の生産設備を需要に応じて段階的に引き上げてきたが、自動車分野を中心に一段の需要拡大が見込まれるところから、大江工場の増強と韓国での新工場建設を決めた。 韓国での立地については、既存の子会社内とするか、新会社を設立するかなど細目は未定としている。 ニュースリリース http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1433903100.pdf |