2015年06月11日
新発足の「植物バイオ研究会」に早くも60組織加入
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:バイオインダストリー協会

バイオインダストリー協会(JBA)内に今年5月新発足した「植物バイオ研究会」は、6月29日午後3時から東京都中央区のJBA会議室で第2回会合を開催する。

同研究会は、植物を利用する新しいバイオ産業への期待が高まる中で5月18日に発足した。「植物バイオは農産物・食糧、医薬品、燃料などを効率的に生産し、飢餓問題や環境対策など地球規模の課題解決に貢献できる」というので、生産技術の可能性や実用化について、産官学連携して取り組むことにした。

会員はすでにバイオ関連団体や協賛団体、生物学、医薬、農薬など60組織、個人では大学、研究機関のアカデミアを中心に約70人が加入するという大所帯になったが、まだ増える見込みのようだ。

今後は、企業単独では困難な基盤技術の開発やプロジェクト化に共同で取り組む。政府機関であるイノベーション会議などへの政策提言も積極的に行っていく方針だ。

29日の第2回会合では、村中俊哉・大阪大学大学院教授(工学研究科)と、同研究会会長の柴田大輔氏(かずさDNA研究所バイオ開発センター長)が講演を行った後メンバーの紹介や交流会を開催する。