2015年06月18日
新潟大、糖尿病治療に有効な低血糖脳症薬 開発
【カテゴリー】:ファインケミカル
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新潟大学の研究グループは18日、糖尿病治療の上で有効な低血糖脳症の動物モデルを作成し、そのモデルを用いてアルデヒドを抑制する治療薬を発見したと発表した。

糖尿病は現在、国内で721万人が苦しむ生活習慣病だが、完治し難いことで知られる。治療法として食後の高い血糖値を下げるためのインスリン注射や、血糖降下薬の服用が行なわれている。だが血糖降下薬による低血糖脳症の増加が問題となっており、重度の脳障害や認知症の原因になりやすい。治療薬開発に適した動物モデルもないのが現状。従来の動物モデルは、呼吸が停止するため人工呼吸器を使用していたが、非需に難易度が高かった。

これに対して今回、脳波をモニターしながら脳の障害をチェックする動物モデルを確立した。
脳内のアルデヒドが低血糖脳症の治療標的であること、アルデヒドの分解を促進する薬剤は低血糖脳症の治療薬として有望であることを解明した。

今後は、今回開発した動物モデルを用いてさらに低血糖脳症の治療薬候補を同定し、最も効果は期待される治療の実用化をめざす。

同研究成果は、6月18日付の「PLOS ONE誌」に掲載された。