| 1999年11月26日 |
| 厚生省「血液中ダイオキシン健康上問題ない」 |
| 全国4地域の住民対象に調査「有意差認められず」 |
| 【カテゴリー】:環境/安全 【関連企業・団体】:なし |
厚生省生活衛生局は26日、「ヒト血液中のダイオキシン類濃度等に関する調査」の中間報告をまとめた。同省では10年度の総合研究事業として、「ダイオキシン類のヒト暴露状況の把握と健康影響に関する研究」を実施しており、今回の調査はその一環となる。 調査は、全国4地域(宮城、横浜、大阪、島根)で〓周辺2km以内の一般廃棄物焼却施設(あるいは廃棄物最終処理場)がある〓周辺3~5km以内に一般廃棄物焼却施設(あるいは廃棄物最終処分場)がない地域に5年以上居住する30~40歳代の男女175人を対象に行った。 同調査の結果、「両地域からも人の健康影響上問題となるような高濃度のダイオキシンは測定されなかった」としている。 調査項目は〓血液中ダイオキシン類濃度(PCDD、PCDFおよびコプラナーPCBの3種)〓血液生化学検査、血液一般検査、免疫機能検査〓アンケートによる居住歴、職業歴、食生活習慣等—の3項目を取り上げ調査した。 その結果 1)血液中のダイオキシン類濃度は、A地域では平均26.1pgTEQ/gfa t(範囲は9.7~70.3pgTEQ/gfat)、B地域では平均24. 4pgTEQ/gfat(範囲は4.8~60.3pgTEQ/gfat)、 全体では平均25.3pgTEQ/gfatであり、A地域とB地域の間で有 意な差は認められなかった。 2)血液生化学検査、血液一般検査及び免疫機能検査の結果については、A地域、 B地域でほぼ同程度であり、両者間での差が認められなかった。 3)今後はわが国のダイオキシン類暴露状況をさらに明らかにするため、引き続き 地域や調査人数を拡充し、データを集積した上でアンケート調査等も含めて総 合的な評価解析を行う、と報告、「まとめ」として「これまでの血液中ダイオ キシン類濃度に関する国内外の知見等からみて、健康上問題となると思われる ような高濃度の事例は得られなかった」と述べている。 |