| 2015年06月29日 |
| 共同印刷の機能材料「きぼう」の実験試料梱包に採用 |
| 【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:なし |
共同印刷(本社:東京都文京区、藤森康彰社長)は29日、独自開発した吸湿・吸着機能材料「モイストキャッチ」(商品名)と酸素吸収フィルム「オキシキャッチ ICA」が、国際宇宙ステーション(ISS)の中で行われる実験試料の梱包袋に採用されたと発表した。 「モイストキャッチ」は、乾燥剤を使わずにパッケージ内部を長期間低温度に保つことができる吸湿・吸着機能材料。一方の「オキシキャッチ ICA」は、水分を使わずに酸素を吸収することができる高機能フィルム。 今回、こうした両製品の特性や品質信頼性が評価され、「きぼう」船外実験プラットフォームで行われる長期暴露実験の一つである東京大学の宇宙実験「炭素質ナノ粒子の宇宙風化と星間有機物進化の実証研究」に用いる試料を梱包・保管する袋として採用された。 なお、この梱包袋に封入された試料は、すでに4月15日に米国で打ち上げられた「ドラゴン」6号機でISSに到着済みだ。暴露実験は5月26日から始まっており約1年後に再び梱包袋に封入されて地球上に戻る計画だ。 <用語の解説> ■国際宇宙ステーション 「きぼう」とは :国際宇宙ステーションは地上400キロメートルの上空に建設された人類史上最大の宇宙施設で、米国、ロシア、ヨーロッパ、カナダ、日本の15カ国が参加する国際プロジェクト。広さは108.5×72.8メートルとサッカー場ほどもある。その中でも「きぼう」日本棟は最大の実験モジュールで、船内と船外の2つの実験スペースを持ち、船内では微小重力を利用した科学実験、船外では宇宙空間に曝されながら宇宙放射線や天体観測、地球観測などを行っている。 |