2015年07月02日
昨年の発泡スチロール リサイクル率最高の89・3%
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:発泡スチロール再資源化協会

発泡スチロール協会(JEPSA)は2日、2014年の発泡スチロール(FPS)リサイクル実績を発表した。
EPS出荷量は14万600トンで前年比1%の増加。耐久消費材向けを差し引いた回収対象量は12万9400トン700トン増加した。
これに対してリサイクルのほうは、「マテリアルリサイクル」(素材として再利用する)が前年比400トン減少して7万2200トン、リサイクル率55・8%(2013年56・4%)に低下したものの、「サーマルリサイクル」(焼却し排熱を利用する)は同2,300トン増加の4万3300トン、リサイクル率33.5%(同30・6%)に上昇した。
この結果、マテリアルとサーマルを合わせたリサイクル率は89・3%(同88・3%)と3年連続して過去最高を更新した。
同協会の天知秀介会長(カネカ取締役常務執行役員)は「ここまでくると、そろそろピークという気もする。コスト問題も含めて今後のあり方を考えたい」と述べた。