2015年07月17日
三菱商事、西豪州ウンガニ油田商業生産開始
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三菱商事

三菱商事は17日、西豪州キンバリー地区ウンガニ油田(カニング堆積盆地)で原油・ガスの商業生産を開始したと発表した。ブル・エナジー(Buru・Energy、本社:パース)と共同で探鉱開発してきた。

初期生産量は日量1250バレルだが、今後さらに開発を加速させ、年内には日量3000バレル、来年以降同5000バレル以上への生産拡大を目指す。西豪州の陸上油田での商業生産開始は日本企業では初めて。同油田と並行して周辺油田の探鉱を継続し、成功時1億バレル超の埋蔵量積み上げを目標にしている。

同油田で産出される原油は低硫黄・高品質で、アジア・太洋州を中心に安定的な需要が見込まれる。三菱商事は同原油をグループ会社であるペトロダイヤモンド・シンガポール社を通じて、主に東南アジアの石油会社向けに販売展開していく方針だ。