2015年08月19日
7月のPVC国内出荷、再び前年割れ
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:なし

塩ビ工業・環境協会(VEC)は19日、7月の塩化ビニル樹脂(PVC)と塩化ビニルモノマー(VCM)の生産・出荷実績を発表した。

PVCの生産は13万7032トン、前年同月比17・4%増で5カ月連続のプラスとなった。インド向けの輸出引き合い活発化などが要因とみられる。国内出荷は8万8083トン、同0・7%減で2カ月ぶりの前年割れ。前月に9カ月ぶりにプラスに転じたが、続かなかった。用途別にみると、パイプなど主力の硬質用が2カ月連続のプラスとなったが、軟質用、電線・その他用がマイナスに転じたのが響いた。
輸出は円安を背景に採算が好転しており4万8481トン、同62・2%増で8カ月連続のプラスとなった。

一方、VCMの生産は21万8953トン、同7・8%増で6カ月連続のプラスとなった。国内出荷は14万6099トン、同15・7%増で5カ月連続のプラス、輸出が8万4194トン、同0・2%増で16カ月連続のプラス、出荷総計は23万293トン、同9・5%増で16カ月連続のプラスとなった。


ニュースリリース参照 (7月実績)

塩ビ樹脂
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1439962159.xls

塩ビモノマー
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1439962159.xls