| 2015年08月19日 |
| 7月のPS国内出荷、4カ月ぶりに前年割れ |
| 【カテゴリー】:実績/統計 【関連企業・団体】:なし |
日本スチレン工業会は19日、7月のポリスチレン(PS)及びスチレンモノマー(SM)の生産・出荷実績を発表した。 PSの生産は6万5788トン、前年同月比7%増で3カ月ぶりのプラスとなり、今年最高の生産量となった。前月から続いていた2社3工場のプラント定修が終了したことが要因。 国内出荷は5万4561トン、同6%減で4カ月ぶりの前年割れとなった。これは、主力の包装用をはじめ、フォームスチレン(FS)用、雑貨・産業用が前年割れとなったのが響いた。円高の影響でユーザー産業の海外進出が相次ぎPS出荷が低迷していた電機・工業用は円安を背景に8158トン、同3%増で4カ月連続のプラスとなった。 輸出は2522トン、同6%増となった結果、出荷計は5万7083トン、同6%減で4カ月ぶりに前年割れとなった。月末在庫は、PSの生産増・出荷減に伴い5万6581トンで前月比18増となり、在庫水準も1・0カ月分に増加した。 一方、SMは、生産が19万4585トン、同5%減となった。日本オキシラン(年産41万2000トン)が撤退した後の稼働率としてはほぼフル稼働に相当している。国内出荷は12万7389トン、同4%減で2カ月ぶりの前年割れとなった。輸出は5万8959トン、同33%減で3カ月連続の前年割れとなった結果、出荷計は18万6348トン、同15%減で3カ月連続の前年割れとなった。 ニュースリリース http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1439970945.pdf |