2015年08月20日
NEDO、中国黒龍江省でバイオエタノール共同事業化
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:双日、NEDO、日立造船

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は19日、中国・国家発展改革委員会と馬鈴薯でんぷんの残渣からバイオエタノールを製造する技術を導入し実証する日中共同事業を実施することで合意し、基本協定書(MOU)を締結したと発表した。

同事業は、中国の黒龍江省で、日本の優れた糖化技術(デンプンやセルロースなどの多糖類を分解、アルコール発酵可能な単糖類にする技術)と無水化技術(エタノール中の水分を除去する技術)を用いて、馬鈴薯でんぷん工場から排出される残渣を原料としたバイオエタノール製造技術を2017年度末までに実証し、同技術の普及促進を目指す。

NEDOは同事業を双日と日立造船に委託する。これまで廃棄していた馬鈴薯でんぷん残渣からのバイオエタノール製造技術をモデルとして、さらに現地で普及させていきたいとしている。