2015年08月27日
武田薬品、米社とインフル・ワクチン販売権拡大契約
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:武田薬品工業

武田薬品工業と米国Nanotherpeutics社は27日、Nanotherpeutics社が買収した旧バクスター社のワクチン製造の細胞培養技術であるヴェロ細胞培養技術に関して、販売権及び同技術の利用権の拡大に関する契約を締結したと発表した。

同契約に伴い、武田薬品は日本に加え、日本以外の特定地域においてヴェロ細胞培養を用いたパンデミック及び季節性インフルエンザワクチンの開発・販売権を獲得し、インフルエンザ以外のワクチン開発でもヴェロ細胞培養技術および関連試料の利用が可能になった。

武田薬品と旧バクスター社は2010年に、日本におけるパンデミックおよび季節性インフルエンザワクチンの開発に関する技術を、旧バクスター社から武田薬品に独占的に許諾するライセンス契約を締結していた。だがバクスター社がNanotherpeutics社に買収されたため、新たな契約締結が必要になっていた。