2015年09月01日
日産化学、帝人ファーマなどとの心房細動薬開発中止
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:日産化学

日産化学工業は1日、帝人ファーマおよび米国ブリストル・マイヤーズスクイブ社(BMS)との新規心房細動および粗動の治療薬および予防薬「NTC-801」に関するライセンス契約を終了し、開発・販売権を含むすべての権利の返還を受けたと発表した。

日産化学は、「NTC-801」の開発を日本では帝人ファーマ、日本を除く全世界ではBMSと3社共同で行ってきた。
第2相臨床試験まで実施し、安全性・忍容性に優れていることを確認したが、それまでに得られた成績及び知見をもとに3社で検討した結果、開発中止を決定した。

日産化学は今後、非臨床試験、臨床試験等の試験データを使用し、新たな共同開発先を検討していく方針だ。