| 2015年09月14日 |
| 信州大と横浜市大「人工タンパク質ナノ構造創出」成功 |
| 【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:なし |
信州大学の小林直也氏、横浜市立大学の雲財悟助教らの共同研究チームは14日、独自の人工タンパク質を用いた「タンパク質ナノブロック(PN-Block)を開発し、樽型や正四面体型など複数種類の超分子ナノ構造複合体を自己組織化によって創り出すことに世界で初めて成功したと発表した。 タンパク質は生体内で自己組織的にさまざまな複合体を形成し、複雑な生命現象を担っている。これらの複合体を自在にデザインし、望みの機能を実現することができるようになれば、将来、医薬品開発や環境負荷の少ない化学反応(グリーンケミストリー)、バイオテクノロジー等に生かすことができると期待される。 今回、共同研究チームは、独自の二量体人工タンパク質と三量体ファージタンパク質を融合して、新たなタンパク質ナノブロックを開発し、樽型(ラグビーボール型)や正四面体型(テトラポッド型)など、複数種類の自己組織化ナノ構造複合体を自己組織化により同時に創出することに成功した。 今後さらなるPN-Blockを開発し、自在に組み合わせていくことで天然タンパク質では実現できない構造や機能を持つ人工タンパク質の創製が期待される。 研究成果は米国化学誌「ジャーナル オブ ザ アメリカン ケミカル ソサイエティ(JACS)」(9月9日付)に掲載された。 |