2015年09月24日
農水省、レギュラトリーサイエンス研究に着手
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:農林水産省

農林水産省は、平成28年度に食品安全、動物衛生、植物防疫等の分野において、適切なリスク管理措置を講じるため、法令・基準・規則等の行政施策・措置の決定な科学的知見を得るための研究である「レギュラトリーサイエンス研究」に着手する。このため28年度予算の概算要求に1億8000万円を盛り込んだ。

レギュラトリーサイエンスとは、「科学的知見と規制などの行政施策・措置との間を橋渡しする科学」のことで、同省ではこの科学(技術)を安全な農林水産物の安定供給施策に活用することにした。

具体的な研究内容として、「発芽野菜(スプラウト)の安全な生産を実現するための衛生管理指針改正のための研究」、「口蹄疫の確実な初動防疫に向けた特定家畜伝染病防疫指針改正のための研究」、「輸入植物検疫の高度化を実現する輸入種苗検疫要綱改正のための研究」などが候補にのぼっている。

これらの研究課題候補を農水関係研究機関や企業・団体から募集、3年程度の委託事業として選定する。研究費は、1件当たり年間3000万円程度を見込んでいる。

同省では、ここで得られた科学的知見を食品安全・動植物防疫等の行政施策・措置に反映させることで、安全な国産農林水産物の安定供給の実現につなげていく方針である。