2015年09月25日
東大など、ビタミンB1による生体防御機構を発見
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:東京大学、慶応大学

東京大学医科学研究所の國澤純客員教授、慶応大学医学研究科の末松誠教授らの研究グループは25日、ビタミンB1による生体防御メカニズムを発見したと発表した。

ビタミンB1はエネルギー代謝に関わる必須栄養素として知られ、欠乏すると脚気などをひ引き起こす。
今回、研究グループは腸管での生体防御分子であるIgA抗体の産生にいたる細胞の分化課程において、エネルギー代謝が変化し、その結果としてビタミンB1への依存性も変わることを示した。

またビタミンB1欠乏によるエネルギー代謝不全により、経口ワクチンに対するIgA抗体を介した免疫応答が低下し、その結果として、経口ワクチン効果も弱くなることを明らかにした。

今回の発見は食と免疫に関する学術的な発展だけでなく、ワクチンや機能性食品、免疫創薬の開発にも応用できると期待される。

同研究成果は9月24日(米国東部時間)に米国科学誌「Cell Reports」オンライン版で公開される。