2000年10月05日
丸善石化、MEK2次値上げ~20日からキロ10円
原料高で採算悪化、需給もタイト化
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:東燃化学、丸善石油化学

 丸善石油化学は、原料高による採算是正を理由に、10月20日出荷分から溶剤MEK(メチルエチルケトン)の価格をキログラム当たり10円値上げすることを決め、一部ユーザー筋と交渉に入った。4月に続く第2次価格修正となる。
 MEKの需要は、内外ともに堅調が続いているが、今年は国内は定修年に当たり、丸善石化(5~6月)、東燃化学(8~9月)に続いて、10月中旬までの予定で現在、出光石油化学・徳山が定修中。メーカー3社が相次いで定修を行ったため、需給はタイト化している。
 一方、原料ナフサの国際相場は依然高水準を維持しており、採算是正を図ることにしたとしている。