| 2000年10月04日 |
| 10月のVCMアジア向け輸出価格、9月とステイに |
| ユーザーの下げ圧力強まるも、原料高騰で採算悪化 |
| 【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:なし |
VCM(塩化ビニルモノマー)の10月アジア向け輸出価格は、9月とステイとなるCFR・トン540ドルでほぼ決着した。 VCMの輸出価格交渉は、中国のPVC(塩ビ樹脂)需要に一服感が広がる中、価格引き下げを求めるユーザーと、ナフサなど原料価格の高騰により下降に難色を示していたメーカーとの間で進められてきたが、最終的にはステイとすることで決着に向かっているもの。 アジアのVCM価格は、8月にはCFR・トン600ドル水準であったが、PVCとの価格スプレッドが縮小していることから下げ要求が強まり9月には550ドルを割り込む水準となっていた。 一方、EDC(二塩化エチレン)価格については、ここへ来て下げ止まり傾向となっており、現在のアジア着価格はCFR・トン300ドル前後となっており、エチレン価格の上昇もあってVCMメーカーの採算を一段と圧迫している。 現在のそれぞれの製品価格で見てみると、いわゆる753というPVC700ドル、VCM500ドル、EDC300ドルのスプレッドに近い状況となっているが、原料については国産ナフサ価格が4Qはキロリットル2万6,000円台まで上昇、原油価格の高騰もあって用役コストが上昇しており、EDC-VCMのスプレッドでは採算性の判断はできないとしている。 VCMメーカー筋では、PVCの輸出価格は、アジア市場への米国品の流入に加え、一部で欧州メーカーも輸出を本格検討していると伝えられており、急速な上昇は考えにくいとの見方が支配的となっている。 |