2015年10月23日
国際帝石など、メキシコ南部CCS-EOR事業調査へ
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三菱重工業、国際石油開発帝石

国際石油開発帝石は23日、日本総合研究所、三菱重工業と3社で、経済産業省から地球温暖化対策技術普及推進事業の一環となる「メキシコ南部におけるCCS-EOR事業実現可能性調査」を受託したと発表した。

3社は調査コンソーシアムを設立。各社の技術・ノウハウを活用して、石油資源の豊富なメキシコ南部地域におけるCCS-EOR事業の可能性を調査する。調査期間は2015年10月~2016年3月の半年間。

CCS-EORとは、工場や発電所などから回収したCO2を油田へ圧入し原油回収率を高める技術のこと。大量のCO2を油田に埋め戻すため、原油増産のほかCO2を大幅削減させる効果も期待されている。同調査の結果に基づき事業スキームの検討を行う。「二国間クレジット制度」活用についても検討していく方針だ。