2015年10月28日
三井物産「ブラジル バイオ事業会社」持分を米ダウに売却
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三井物産、ダウケミカル

三井物産は28日、ブラジルのバイオ化学品会社、Santa Vitoria Acucar e Alcool Ltda 社(SVAA社)の全出資持分である株式50%を、米国ダウケミカルに売却することに合意したと発表した。売却金額は2億ドル。売却は2016年7月12日までに完了予定。

SVAA社は原油やガスなどの化石資源に加え、バイオマス資源からエタノール、ポリエチレンなどの化学品事業(グリーンケミカル事業)を展開している。三井物産はブラジルを重点地域の1つにあげ、ダウ社を戦略的パートナーと位置付けている。

【 SVAA社の概要】
◇正式名称 :Santa Vitoria Acucar e Alcool Ltda
◇所在地  :ブラジルMinas Gerais州Santa Vitoria市
◇事業内容 :サトウキビ農園運営、化学品原料としてのバイオエタノール製造事業。バイオエチレン、バイオポリエチレン及びバイオマス資源からの化学品製造販売事業へ順次拡大予定。
◇出資構成 :ダウ社:50%、三井物産:50%