2015年11月25日
宇部機械、上海で大型ダイカスト第2弾初出荷
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:宇部興産、宇部興産機械

宇部興産グループの宇部興産機械(本社:山口県宇部市、久次幸夫社長)は25日、中国の現地法人が自動車の製造に使用する大型ダイカストマシン シリーズの第2弾UB1650iV(型締力1650トン)の生産が進み、11月末に初号機を出荷すると発表した。

生産しているのは2002年設立の宇部興産機械(上海)有限公司(岡田徳久薫事長)で、これまでに小型機(型締力140~350トン)および中型機(同530~850トン)を累計で500台出荷してきた。2014年から同1100トンの大型機の生産を開始したが、工場は現在、型締力2250トンの大型ダイカストマシン生産も可能なところまで拡充。

今回出荷するのは大型マシンシリーズの第2弾となる。中国市場にマッチした生産体制を整えたことにより、納入までのリードタイムを本社工場からの輸入機の約2/3に短縮した。

中国でも自動車車体の軽量化が進展し、エンジン回りなどの大型部品にアルミダイカスト製品が使用されるようになってきた。このため大型ダイカストマシンの需要が急増している。上海の工場では2016年、8台の大型ダイカストマシンの生産・出荷を予定している。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1448430680.pdf