2015年11月30日
住友化学、韓国・SオイルにPP、PO技術供与
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:住友化学

住友化学は30日、韓国S-OIL社(本社:ソウル市)と、ポリプロピレン及びプロピレンオキサイド(PO)の製造技術をライセンス供与することで合意し契約締結したと発表した。S-OILは住化技術により、蔚山・温山地区にPP年産40.5万トン、PO同30万トンの工場を新設する。完成は2018年前半の予定。

S-OIL社は温山地区に日量66.9万バレルの石油精製コンビナートを持ち各種の石油製品や石油化学製品を生産している。1976に設立されたKorea-Iran Petroleumが前身。その後イラン革命によりイラン側が撤退したため双龍精油と改称。91年にはサウジアラムコの子会社(AOC)が出資(63.4%)し、2003年には双龍グループから独立して現社名となった。

住友化学はPP製造に豊富な実績を持ち、海外にも数多くライセンスを供与してきた。POも独自開発した世界初となるクメン法単産プロセスにより千葉工場やサウジアラビアに設備を稼働中だ。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1448855796.pdf