2000年09月29日
ダイセル化学、事業基盤強化と収益性向上のため樹脂/製品事業を分社化
来年1月にダイセルポリマー/ダイセルパックシステムズとしてスタート
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:ダイセル化学、ダイセルポリマー

 ダイセル化学工業は29日、合成樹脂事業部門における樹脂事業ならびに製品事業の事業基盤強化と収益性向上のため、2001年1月初旬をめどに両事業の分社化を決定した、と発表した。
 AS樹脂やABS樹脂、エンプラアロイ等のコンパウンド品および押出シートの製造・販売・研究開発をてがける樹脂事業については、高機能コンパウンド・シートの樹脂加工技術を生かした事業会社として「ダイセルポリマー」を新たに設立し独立、徹底的なコストダウンおよび経営のスピードアップにより収益確保を図り、今後のダイセル化学グループにおける高分子事業の中核会社を目指す。なお樹脂事業部門は、1999年度実績で150億円強の売上規模となっている。
 一方、各種容器成形品の製造加工・販売・研究開発をてがける製品事業については、グループ内の大同商工と事業統合、新会社ダイセルパックシステムズとして一体運営を行ない、事業効率と収益性の向上を図っていく考え。

【ダイセルポリマー株式会社概要】
資本金:1億円
本店所在地:東京都千代田区霞が関3-2-5霞が関ビル
営業開始:2001年1月初旬
従業員:70名

【ダイセルパックシステムズ株式会社概要】
資本金:4,500万円
本店所在地:東京都千代田区霞が関3-2-5霞が関ビル
営業開始:2001年1月初旬
従業員:170名