2016年01月25日
タカラバイオ、遺伝子診断用PCR酵素 発売
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:タカラバイオ

タカラバイオは25日、GMP(国際規格)に準拠した製造・品質管理のもとで製造するGMPグレードの高品質PCR酵素を1月29日から全世界で販売開始すると発表した。

近年、病気の原因やメカニズムが遺伝子レベルで解明されてきており、遺伝子の個人差が治療薬の有効性、副作用、病態などの違いに影響していることが分かってきた。これに伴い遺伝子診断薬の開発や需要が拡大している。

同社が開発したPCR酵素は、製品名「Takara Tag Hot Start Version GMPgrade」で、滋賀県草津市の同社施設で製造。診断薬メーカーや検査会社などへ販売展開する。


<用語の解説>
■GMPグレードとは :Good Manufacturing Practiceの略。医薬品等の製造管理および品質管理に関する基準のことで、WHOや各国の規制当局が策定している。

■PCRとは :polymerase chain reaction の略で、ポリメラーゼ連鎖反応と言われている。ごく少量のDNAを大量に複製する手法。


ニュースリリース
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1453703507.pdf