1999年10月27日
岐阜保健環境研、小型焼却炉におけるダイオキシン類の生成実験を発表
食塩等との比例関係ありと主張
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:なし

 岐阜県保健環境研究所は27日、廃棄物学会の同研究発表会で「小型焼却炉におけるダイオキシン類の生成実態」と題する実験結果を発表した。これは、国立環境研究所、(株)ニッテクリサーチ、(株)富士清空工業所との共同研究によるもので、一日当たり90キログラムの小型炉を使用して新聞紙や塩化ビニルシートなどを焼却し、ダイオキシン類の発生状況を調べた。
 焼却に当たっては〓低硫黄A重油のみを毎時15リットル4時間燃焼〓新聞紙5キログラムを25分間間隔で投入して合計55キログラムを4時間で焼却〓新聞紙に食塩水を含浸させて乾燥したあと食塩含浸新聞紙5キログラムを25分間隔に投入して合計50キログラムを3時間55分で焼却〓新聞紙に食塩水を含浸させて乾燥したあと食塩含浸新聞紙3.17キログラムとポリエチレンシート0.8キログラムを25分間隔に投入して合計31.76キログラムを3時間20分で焼却〓新聞紙3キログラムと塩化ビニルシート0.5キログラムを25分間隔に投入して合計28キログラムを3時間20分で焼却——の条件を設定して実験した。その結果を示したのが別表で、このデータについて同研究所では「排ガス中の塩化水素濃度は塩化ビニルと新聞紙を混焼した場合に顕著に高く、次いで食塩プラスポリエチレンプラス新聞紙、食塩プラス新聞紙の順であった」「ダイオキシン類の排出量と焼却物中の塩素含有量との間には比例関係があると推察された」等の見解を示した。
 ただし、会場で傍聴していた専門家の中から「実験に使用した炉は性能が悪い」との指摘があり、発表者もそれを肯定した。

http://www.c-nt.co.jp/news/dxn.html"" target=""top"">ダイオキシン類の毒性等量(表)