2016年02月02日

ポリプラ、マレーシアでコンパウンド増強

【カテゴリー】：経営 【関連企業・団体】：ポリプラスチックス

ポリプラスチックス（本社：東京都港区、後藤昇社長）は2日、マレーシアの100％子会社ポリプラスチックス アジア パシフィック（PAP＝本社：クアラルンプール）がエンジニアリングプラスチックのコンパウンド設備を大幅増強すると発表した。 工場は同国パハン州クアンタンにあり、現在、年産26,000トン設備を有するが、好調な需要に対応するため年産能力9,000トンの新ライン建設を決めた。新ラインではPOM（商品名「DURACON」）、PPS（同「DURAFIDE」）のコンパウンドを行う計画。2016年末完成し、17年6月からの商業運転入りをめざす。 経済成長の続くASEAN地域では自動車、家電・電子製品向けを中心の引き続きエンプラ・コンパウンド製品の需要拡大が見込まれている。 PAPは、クアンタン工場の立地上の優位性や関税フリーなどによるコスト競争力を活かして、現地需要の取り込みを図る。ASEAN地域だけでなく、欧米市場の需要拡大にも対応できる供給体制を構築して行く方針だ。 ポリプラスチックスグループのコンパウンド生産能力は、日本（静岡県富士）、台湾（高雄）、中国（南通）の3拠点とマレーシア増設分を合わせて年産150,000トンとなり、世界トップサプライヤーとしての地位をさらに固める。 ニュースリリース http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1454407049.docx