2016年02月08日
12府省庁の来年度環境保全経費 18%増の2.1兆円
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:環境省

環境省はこのほど、2016年度予算案における環境省、経済産業省、農林水産省、国土交通省など12府省庁環境保全経費の概要をとりまとめた。

それによると、16年度予算の総額は前年度比18・1%増の2兆1337億円となった。16年度からの復興・創生期間においても着実に放射性物質による環境汚染等への対処を進めるため、放射性物質により汚染された土壌等の除染の実施や中間貯蔵施設の整備、放射性物質に汚染された廃棄物の処理に係る予算などを増額したことから、「放射性物質による環境汚染の防止」関連予算が6893億円から9286億円に大幅増額した。

また、温室効果ガス削減目標を着実に実行するための施策費を盛り込んだことにより「地球環境の保全」関連予算が4456億円から5541億円に増えた。

府省庁別に見ると、環境省が1兆2625億円で全体の59・1%を占めた。次いで農水省2430億円、経産省2423億円、国交省1977億円の順だった。