2016年02月10日
カー黒、今年の輸入は4%減、16.9万トン予想
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:カーボンブラック協会

カーボンブラックの輸入が増え国内業界に深刻な影響を与えているが、カーボンブラック協会が9日策定した需要見通しによると、2016年の輸入量は15年の176,500トンから4%、約7,100トン減少して169,400トン程度になる見通しだ。

カーボンブラック(CB)は、天然ガスや石油を熱分解した際に副生される炭素の微粉で、殆どは自動車タイヤなどゴム製品の耐油性、耐熱性材として使用される。このため需要はタイヤの生産量に大きく左右される。

2014年のCBの国内総需要量は前年比0.2%減の80万5,000トン、15年は77万2,000トンとさらに4.2%減少した。
一方、輸入品は2010年の13万3,300トンから、11年には18万1,300トンと急増、2014年も18万6,600トンで内需に占める比率(シェア)は23.6%に達した。輸入先は中国からの79,100トンが断トツ。次いでタイの40,000トン、韓国28,800トンの順となる。

2016年はどうか。CB協会によると「去年の後半から、中国からの輸入に減少が見られる」という。理由は「国内経済減速の影響なのか円安なのか、よくわからない」そうだ。今年の輸入見通しを前年比4%減の16万トン台と見込んだのも、中国品の減少がまだ続きそうだと見てのことだ。中国からは14年は96,200トンと輸入全体(186,600トン)の5割以上を占めていた。今後も気がかりなことには変わりなさそうだ。