2000年09月25日
EBやスチレンでも室内濃度指針値を設定
厚生省のシックハウス検討会で意見が一致
【カテゴリー】:行政/団体
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 厚生省生活衛生局は25日に「第4回シックハウス(室内空気汚染)問題に関する検討会」を開催し、(1)室内空気汚染に係わるガイドライン(2)測定法目録及び測定・相談マニュアルの基本方針(3)TVOC(総揮発性有機化合物)の空気質指針策定の考え方(4)指針値の適用範囲の有り方--の4点について検討を求めた。
 その結果、(1)の「室内空気汚染に係わるガイドラインの設定に」ついては、エチルベンゼン、スチレン、クロルピリホス、フタル酸ジ-n-ブチルの4種類の化学物質にそれぞれ室内濃度指針値を設けることで意見の一致が見られた。
 エチルベンゼンの場合は、マウスおよびラットにおける吸入暴露に関する知見から肝臓および腎臓に影響を及ぼさないと考えられる無作用量をもとに3.8mg/立方メートル(0.88ppm)とすることになった。スチレンについては、ラットにおける吸入暴露の知見から脳や肝臓に影響を及ぼすと考えられる最小毒性量をもとに0.225mg/立方メートル(0.05ppm)とすることで合意した。またクロルピリホスに関しては、母動物が暴露された仔ラットの発育に関する知見から神経発達に影響を及ぼすと考えられる最小毒性量をもとに0.001mg/立方メートルと設定することにした。フタル酸ジ-n-ブチルについては、母動物が暴露された仔ラットの発育に関する知見から生殖器の構造異常等の影響を及ぼすと考えられる最小毒性量をもとに0.22mg/立方メートル(0.02ppm)を室内濃度指針値とすることで意見が一致した。 同局では、パブリックコメント等で一般市民からも意見を求めた上で12月中旬に再度同検討会を開いて最終的な結論をまとめる
 これによって、シックハウス問題では、既存のトルエン、キシレン、パラジクロロベンゼン、ホルムアルデヒドの4物質を合わせて合計8物質を対象にガイドラインが設けられることが確定的となった。
 また、TVOCの空気質指針の策定に関しては、新築の室内の場合で1000μg/立方メートル、中古の室内の場合で400μg/立方メートルを暫定目標値として設定することで各委員の意見が一致した。