2016年03月03日
特許庁、途上国研修「WIPOジャパンファンド」
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:特許庁

経済産業省・特許庁はこのほど、途上国研修「WIPOジャパンファンド行政コース」を東京・霞が関の特許庁で実施した。
日本政府が世界知的所有権機関(WIPO)へ拠出している「WIPOジャパン・トラスト・ファンド」を活用して開催した。研修には、カンボジア、中国、インド、インドネシア、マレーシア、シンガポール、タイ、ベトナム、チリ、メキシコ、ペルーなど19カ国の知財庁等から25人の管理職級の職員を研修生として招へいした。

研修内容は「特許庁パート」と「WIPOパート」の二部構成。特許庁パートでは主に特許審査の業務管理・品質管理、特許審査官の人材育成のあり方、中小企業支援及び普及啓発に係る特許庁の取り組みなど知的財産庁マネジメントについて講義した。一方、WIPOパートではWIPO講師から国際的な潮流として導入されている、結果重視の政策評価分析手法についての講義が行われた。研修生同士も親睦と交流を深めあっていた。