2016年03月04日
DSM、食品フィルム用ポリアミド6樹脂、日本で販売
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:DSM

オランダ・DSMは3日、主に食品包装用インフレーションフィルム素材として開発したポリアミド「Akulon(アクロン)XS」を日本でも販売開始すると発表した。従来のポリアミド6の課題であったフィルム成形時の高速結晶化を解決し、フィルム製造時のコストダウンおよび性能向上を実現した。

同社は「アクロンXS」の需要増大に対処するため生産体制を強化することにし、オランダ・エメン市の工場で自社プラントの増設工事を進めている。2016年第1四半期中に完成予定だ。これを受けて日本でも本格販売に乗り出すことにした。

従来のポリアミド6樹脂は高速で結晶しやすいため、フィルム製造時の生産効率が低下していた。これを補うため非結晶性ポリアミドと混合する方法や、共重合化などの方法があるが、コストや性能に課題が残った。

「アクロンXS」は、これらの課題を解決するために、結晶化のスピードを遅らせるよう工夫した。これによりインフレーションフィルムの生産性向上と低コスト化を実現した。ポリアミド6樹脂のもつ特長を最大限生かし、機械的強度や耐ピンホール、バリア機能に優れた食品包装用フィルムの生産を可能にした。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1457070136.pdf