1999年10月14日
排ガス中ダイオキシン類濃度基準の一部修正へ
厚生省と環境庁が共同作業で月末にも結論
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:なし

 厚生省と環境庁は、ごみ焼却施設から出てくる排ガス中のダイオキシン類の濃度基準を一部修正することにして共同で準備作業を開始した。月末にも事務局としての結論をまとめることになりそう。最終的には中央環境審議会と生活衛生審議会の審議を経て決定される。
 今回の修正の対象となるのは、既設設備のうち1998年度から2002年度までの間の暫定基準が設定されている設備の濃度基準。現在の濃度基準は1㎥当たり80ng(ナノ・グラム)以下となっているが、これは、人が毎日摂取し続けても問題がないとされるいわゆるTDIを10pg(ピコ・グラム)とした場合に適正な基準であると判定されたもの。しかし今年6月に開催された中央環境審議会と生活衛生審議会の合同検討会で日本のTDIを4pgに改めることが決められたため、暫定濃度基準の見直しが必要となっていた。
 現在、厚生省と環境庁は、実際のごみ処理施設からの排出濃度や母乳中の濃度などをチェックする作業(検証作業)を進めており早ければ今月末にはその結果をまとめることになりそう。当然、現在の暫定基準は下方修正されることになる。