2016年03月07日
島津、医薬品の誘導結合プラズマ質量分析装置発売
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:島津製作所

島津製作所は7日、ICH(日米EU医薬品規制調和国際会議)の「医薬品の元素不純物ガイドライン(Q3D)」対応に最適な、誘導結合プラズマ質量分析装置「ICPMS-2030」を同日から販売開始したと発表した。

Q3Dでは、毒性学的に懸念のある24元素に対してヒトが1日に摂取してよい許容量が設定されており、高感度・高精度な分析が求められている。「ICPMS-2030」は、新開発のコリジョンセルと最適化した内部機構によりこの要求を満たすpptレベルの高感度を実現した。FDA21CFR Part11への対応、自動メソッド開発機能、業界唯一の測定結果評価機能を兼ね備え、得られた試験結果の信頼性を高めることができる。
価格は2010万円(税別)で、初年度に国内外で90台の販売を目指す。