2016年03月16日
三菱レイヨン、MMAなどの輸出価格引き上げ
【カテゴリー】:市況
【関連企業・団体】:三菱レイヨン

三菱レイヨンは16日、透明アクリル樹脂の原料であるMMA(メチルメタクリレート)モノマー、MAA(メタクリル酸)およびメタクリル酸エステルの輸出価格を3月25日出荷分から改定することにし、各需要家と交渉に入ったと発表した。

対象製品はMMA、MAA、メタクリル酸エステル類(BMA,IBMA)などで、いずれも販売価格を1トン当たり100米ドル以上引き上げる。

アジアの需給バランスは中国の旧正月明けとともに需要が回復基調にあり、堅調に推移している。供給面では複数メーカーの大型設備が定修期を迎えており、今後タイト傾向が続くと予想されている。主原料であるナフサ価格も上昇気配にある。こうした中、輸出価格の適正化が必要と判断した。