2016年03月24日
JNC、生物発光研究試薬を開発、発売
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:JNC

JNCは24日、新たに生物発光関連研究試薬を開発したため、4月から「jPhotonシリーズ」として、コスモ・バイオ(本社:東京都江東区、笠松敏明社長)から販売開始すると発表した。

生物発光は、現在、細胞生物学領域で脚光を浴びている。同社はこの生物発光に関する長年の研究成果として、さまざまな研究ツールを開発してきた。今回、研究試薬として販売することにした。

主な用途として「GPCR(Gタンパク質共役受容体)アッセイ」のような医薬品探索や、生体内細胞機能の発現検証ツールなどが挙げられる。現在、生細胞内での機能発現を可視化するためには、「GFP(緑色蛍光タンパク質)」を代表とするタンパク質による蛍光法が広く使用されている。一方、リアルタイムに高感度に生体内物質挙動を検出する方法として、生物発光イメージング法が注目されている。同社の「jPhoton シリーズ」は、この生物発光基礎研究試薬の充実に貢献する。

同シリーズには、さまざまな種類の動物由来の天然型発光タンパク質、組み換え型発光タンパク質、その遺伝子、発現タンパク質の検出に必須な特異性の高い抗体および発光基質などがあり、さまざまな研究目的に使用可能なツールとなっております。これらの研究試薬を使用することにより、従来の市販品に比べて、強い発光、高いS/N 比(高感度)、長い発光時間などが得られ、観察したい事象を把握することがより容易になることが期待される。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1458798007.pdf