2016年03月31日
住友化学、米ベーラント・バオサイエンス社機能を統括運営
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:住友化学

住友化学は31日、農薬事業のグローバル体制を強化するため、4月1日付で米国ベーラント・バイオサイエンス社(VBC社)と個々に行っていた事業運営体制を統合し、化学農薬とバイオラショナルのマーケッティング、プロダクトマネジメント、新規製品開発、事業開発などの各機能を一本化し、すべて住友化学が統括すると発表した。

住友化学は、14年にVBC社の微生物農薬原体工場を新設、15年には同社による菌根菌事業を行うマイコライザル・アプリケーションズ社の買収など、これまでもバイオラショナル分野の事業拡大を図ってきた。
今回の体制強化によって、農業市場のニーズにさらに迅速・的確に対応し、世界的に高まる安全・安心な食糧需要の安定供給に貢献できるとしている。

【VBC 社の会社概要】
・会社名  Valent BioSciences Corporation
・所在地  米国イリノイ州リバティーヴィル
・設立年月 2000年1 月
・社長 Andrew Lee(アンドリュー リー)
・事業内容 バイオラショナルの研究・開発・製造・販売
・持株比率 ベーラントU.S.A.社 100%(ベーラントU.S.A.社は、住友化学の100%子会社)

<用語の解説>
■バイオラショナルとは :住友化学では天然物由来の微生物農薬、植物生長調整剤、微生物農業資材等やそれらを用いて作物を病害虫から保護したり、作物の品質や収量を向上させたりするソリューションを「バイオラショナル」と定義している。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1459394161.pdf