2016年04月07日
日化協、化学物質のリスク評価義務化で「簡易評価ツール」
【カテゴリー】:行政/団体(環境/安全)
【関連企業・団体】:日本化学工業協会

日本化学工業協会は7日、労働安全衛生法の改正に伴い、今年6月から化学物質を取り扱かう全事業者に「化学物質のリスクアセスメント実施」が義務付けられることを受けて、このアセスメントが簡易に実施できる「化学物質の危険性初期リスク評価ツール」を作成したと発表した。

今回の労安法改正によって、一定の危険性・有害性が確認されている化学物質(安全性データシートの交付義務対象である640物質)について、製造・取扱いを行う全ての事業者にリスクアセスメント実施が義務付けられる。

■これを受けて日化協は「初期リスク評価ツール」をまとめた。
ツールのポイントは(1)容易に初期リスク評価ができるチェックリスト方式を取り入れた(2)多様な関連評価ツールを参考資料として紹介(3)保安4法の関連オプションとして用意した、など。

同協会では「このツールを初期リスク評価に活用し、評価結果に応じて、より詳細な検討を計画的に実施することで“リスク低減”につなげてほしい」と言っている。

■日化協「化学物質の危険性初期リスク評価ツール」全文
(日化協ホームページ参照) 
 https://www.nikkakyo.org/press/4665

ニュースリリース
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1460007567.pdf