2016年04月11日
経産省「PCB含有顔料」輸入2業者を行政指導
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:環境省、経済産業省、厚生労働省

経済産業省は厚生労働、環境両省とともに8日、ポリ塩化ビフェニル(PCB)含有の有機顔料を輸入・販売していた事業者2社に対して輸入・出荷を停止するとともに、出荷先の在庫を回収する等の行政指導を行ったと発表した。

■行政指導を受けたのは、
◇クラリアントケミカルズ(本社:東京都文京区、三成紀夫社長)
◇山本通産(大阪市中央区、小野恒二社長)の両社。

両社とも印刷インキ用顔料「ピグメントエロー/83」を輸入・販売していた。クラリアントケミカルズ(輸入はクラリアントジャパン)は、2015年度に4.2トン、山本通産は同年度2.1トン輸入していた。

有機顔料の輸入事業者から、PCB含有量が国際的な基準(50ppm)を越えている可能性があるとの報告を受け、調査した結果、「ピグメントエロー/83」に150ppmのPCBが含有していることがわかった。経産省など3省は両社に対して、同製品の輸入・出荷の停止と回収を指導した。


ニュースリリース参照
http://www.meti.go.jp/press/2016/04/20160408002/20160408002.pdf