| 2016年04月18日 |
| 住友化学、英国企業とバイオセンサー共同開発 |
| 【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:住友化学 |
住友化学は18日、英国のAbingdon Health 社(AH社)と、ポイントオブケア(※1)向け次世代マルチプルバイオセンサーデバイス(※2)を共同開発すると発表した。 住友化学とAH社の子会社Molecular Vision社(MV社)は、これまで2年わたり、両社の強みであるプリンテッドエレクトロニクス技術と、ラテラルフローデバイス技術との融合による小型簡便デバイスの構築に向けた研究に共同で取り組んできた。今回両社は、これまでの成果を引き継ぎ、そのデバイスの実現可能性の実証を目指すことで合意し、共同開発契約を締結した。 住友化学は今後、医療診断分野でビッグデータが活用され、情報連携型のポイントオブケア検査のニーズが高まる中、パートナーとともにマルチプルバイオセンサーデバイスの早期実用化に向けた開発を急ぐ。 <用語の解説> ■ポイントオブケアとは :患者の身辺での検査。被験者の傍らで医療従事者が行う検査のこと。検査を身近に感じることで迅速・適切な診療につながる。 ■マルチプルバイオセンサーデバイスとは :一回の検査で複数の検体や特定物質を同時の点さすること。バイオセンサーとは、酵素や微生物を利用した電気化学計測のことで、ここでは複数の疾病の進行度を同時に診断できることを想定したデバイスを指す。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1460697726.pdf |