| 2016年04月19日 |
| 住友化学、プランテーション向け農業資材 世界展開 |
| 【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:住友化学 |
住友化学は19日、バナナやオイルパームなどの大規模農園向け農業関連資材事業を「プランテーション・ソリューション」事業として強化・拡充すると発表した。4月19日から米国マイアミで開催される国際バナナ展示会への出展を皮切りに、グローバル展開を加速する。 プランテーションは、熱帯、亜熱帯地域で単一作物を栽培する大規模農園で、効率的で環境負荷の少ない資材が求められている。住友化学グループは、農薬や肥料をはじめ各種農業関連資材を幅広く扱っており、これらの製品群から、バナナ、オイルパーム、パイナップル、サトウキビなどのプランテーションに適した製品やサービスをソリューション提供することで、水や肥料の管理、雑草や病害虫の防除、収穫などの作業効率化や作物の生産性向上に貢献する。 今回の展示会では、バナナの重要病害である黒シガトガ病向け殺菌剤「Powmyl」などを紹介する。すでにフィリピンで発売し市場を伸ばしている。さらに革新的な製品開発を進め「プランテーション・ソリューション」事業を強化していく方針だ。 <住友化学グループの「プランテーション・ソリューション」製品ラインアップ> ◇住友化学(日本) :農薬 ◇住化農業資材(日本) :被覆肥料、潅水資材 ◇Valent BioSciences Corporation(米国) :バイオラショナル(※) ◇Pace International, LLC(米国) :ポスト・ハーベスト ◇Mycorrhizal Applications, LLC(米国) :土壌改良資材(菌根菌) ◇McLaughlin Gormley King Company(米国) :天然ピレトリン殺虫剤 【用語の解説】 ■バイオラショナル(※) :住友化学グループでは、天然物由来などの微生物農薬、植物生長調整剤、微生物農業資材等やそれらを用いて作物を病害虫から保護したり、作物の品質や収量を向上させるソリューションを「バイオラショナル」と定義している。 ニュースリリース http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1461036775.pdf |