2000年09月19日
韓国のポリオレフィンメーカーが値上げ表明
ナフサの高騰に対応してトン30ドル以上の引き上げへ
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

 大手商社ならびにポリオレフィン業界筋によると、三星綜合化学など韓国の石油化学企業は相次いでポリオレフィンの輸出価格の是正に乗り出した。また、シンガポールのTPCやサウジアラビアのシャルクもポリエチレンを対象に同様の行動をとり始めている。
 原料ナフサ価格の高騰に対応してのもので、今週から9月末までの船積み分を少なくともトン30引き上げると表明するところが多い。これまであまり積極的でなかったPPも今回は値上げの対象にしている。
 韓国勢を始めとした大口供給国が実現を目指している当面のアジア諸国向け輸出価格は、HP-LDPEのフィルム用品種がトン当たりCFR770~780ドルで、中には800ドルを提示しているところもある。L-LDPEのフィルム用は730ドル前後、またHDPEのフィルム用グレードや射出成形用品種も730ドルでそれぞれ商談が成立しつつある。
 一方、PPのホモポリマーは上げ幅が40~50ドルと大きく、680ドルをうかがうところまできている。
 わが国のポリオレフィンメーカーや商社もこうした動きに追従する構えだ。ただし、ナフサのスポット相場の上昇振りやオレフィンのアジア相場の最近の急騰ぶりから判断して、ポリオレフィンの値上げがこのていどで終わることはまずないと見てよい。