2016年04月21日
三菱化学とNIMS、中国「LED用赤色蛍光体」特許係争で勝訴
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三菱化学、物質・材料研究機構

三菱化学と物質・材料研究機構(NIMS)は21日、中国で争っていたLED用赤色蛍光体特許をめぐる裁判で勝訴したと発表した。三菱化学とNIMSが共有する赤色蛍光体特許に関する3件の特許について、中国の煙台希爾徳新材料有限公司(Shield社)が2015年7月2日付で特許復審委員会に請求していた無効審判で、Shield社の主張を全面的に退け、同特許の有効性を認める決定を同委員会が下した。三菱側は4月7日付で審査決定書を受理した。

一方、三菱化学は2015年1月23日付でShield社を相手取り、中国深セン市中級人民法院に提起した特許侵害訴訟は現在も審理中だが、今回、同特許の有効性が認められたことで、今後同訴訟も有利に運ぶと期待されている。

なお同特許は中国のほか日本、米国、韓国、台湾で登録されている。


ニュースリリース
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1461218485.pdf