| 2016年04月27日 |
| 農研機構と日本製粉、デュラム小麦新品種育成 |
| 【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:なし |
農業・食品産業技術組合研究機構(農研機構)西日本農業研究センターは、日本製粉(本社:東京都渋谷区、小寺春樹社長)との共同研究により、わが国初のデュラム小麦新品種「セトデュール」の育成に成功した。 デュラム小麦は、日本で栽培される普通小麦に比べて成熟期が遅く、赤かび病に弱いため、収穫時期が梅雨季と重なる国内ではほとんど栽培されず、品種育成も行われてこなかった。このため、スパゲティ、マカロニ類のほとんどは海外産デュラム小麦に頼っていた。 そこで、同研究センターでは、温暖で、収穫時期の降雨が比較的少ない瀬戸内地域ならデュラム小麦の栽培の可能性があると考え、1998年からデュラム小麦の品種改良を開始した。2012年からは日本製粉と共同で試験栽培、加工適性試験に入った。その結果、一般の農場で栽培でき、加工適性にも問題がないことを確認。十分に商業栽培が見込めるところから「セトデュール」の品種登録を行った。 現在、兵庫県の平坦地を中心に7haで実証栽培中だが、50haまで拡大する予定。また日本製粉では、将来的に数千トンを使用したい意向で、瀬戸内地域に当面500ha程度の作付けを目指す。同小麦輸入量の約1%、乾燥パスタ換算約6・5億円分の生産を見込む。 |