2000年09月18日
クボタ、退職給付信託を設定~500億円一括償却
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:クボタ

 クボタは18日、退職給付会計導入にともなう退職給付債務の積立不足に充当するため、保有株式を拠出、退職給付信託を設定したと発表した。
 同社は、退職給付会計導入による同社会計基準変更時差異831億円に対し、9月18日付で退職給付信託を331億円設定、信託設定後の会計基準変更時差異500億円を一括償却する。
 この結果、退職給付信託設定益190億円を特別利益に、退職給付信託設定額331億円および信託設定後の会計基準変更時差異一括償却額500億円を特別損失として、それぞれ2000年9月中間期に計上する。また連結業績への影響については、米国会計基準を採用しているため、退職給付信託設定益のみ計上することになる。
 なお、今回の処理は、単独・連結とも2000年3月期決算発表時の中間期業績予想に織り込み済みのため、業績予想の修正はない。